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CGクリエイターとは?仕事内容や将来性は?

テレビやスマートフォンを通じて、私たちは日常的にCGの技術に触れています。その最大の魅力は「不可能を可能にすること」。頭の中に描くイメージを視覚化できるCGは、ほとんど全ての産業で使われているほど需要の高い技術です。

では、CGクリエイターは実際にどのような場所で活躍しているのでしょうか?今回は5つの産業分野をピックアップしてご紹介します。

<目次>

1. CGクリエイターとは

そもそもCGクリエイターとは、専用ソフトを使ってCG(コンピューターグラフィックス)を制作する職種のことで、様々な役割を担うポジションの総称です。

代表的なポジションをいくつかご紹介します。

  • モデラー:物体の形状そのものを組み立て、色や質感をつける
  • アニメーター:モデラーが作成したCGモデルを動かすためのアニメーション設定を行う
  • エフェクトアーティスト:炎や煙など、映像に特殊効果を加える

この他にも、照明を設置するライティング、素材を合成するコンポジットなど、各行程を担当するスペシャリストの技を結集し、一つのCG作品が完成します。

それらの行程を経て完成したCG作品の事例として、デジタルハリウッド大学の卒業生が在学中に制作した作品をご覧ください。

『鵺-NUE-』作者:松本洋明、平川大智、西村丞二、胡子豪(DHU卒業生)

架空のキャラクターが、まるで生きているかのように動いています。CG制作における各工程の技術を組み合わせることによって、このような作品を作ることができます。

2. CGクリエイターの仕事内容

CG制作は作業量が大変多く、チームで役割分担を行う場合が多いです。モデラー、アニメーターなどの役割に分かれ、専用ソフトを用いて各工程の作業に集中して取り組みます。プロデューサー、ディレクターなども、チームで連携を取る場合には重要な存在です。

一方で、フリーランスとして一人で全行程を担当するCGクリエイターもいます。作業量は極めて多くなりますが、自分のペースで制作を進められるという利点もあります。

CGクリエイターに必要とされるスキルは、多岐に渡ります。担当する行程によっても異なりますが、基本的なスキルとして、モデリングのための観察力やデッサン力が求められます。その他、カメラワークなどの映像制作に関する基礎スキル、Illustrator, Photoshopなどの2次元CGの専用ソフト、Autodesk Mayaなどの3次元CGの専用ソフトの操作スキルも重要です。

学ぶべき領域が広いCGクリエイターですが、その活躍の幅もまた非常に広いです。

3. CGクリエイターが活躍する「5つのフィールド」

CGと言えば映像作品で使われるイメージが強いですが、活用されている場面はそれだけではなく、むしろ使われていない産業を探すことのほうが難しいとも言えます。

ここでは、CGクリエイターが活躍している産業分野のうち5つをピックアップしてご紹介します。

ゲーム

ゲームは、CGクリエイターが最も多く活躍している分野と言っても過言ではありません。

『CGWORLD 216号』の特集「CGWORLD白書 2016」によると、CGクリエイターへの「今手掛けているジャンルは?」という質問で、24.7%を「ゲーム」が占め、全体の中で最多です。

さらにパチンコ・パチスロなどの「遊技機」も13.6%、モバイル向けゲームなどの「Web・携帯コンテンツ」も3.8%あり、コンピューターゲームにおけるCG技術の需要の高さが伺えます。

ゲーム制作においてCGクリエイターは、ゲーム内のキャラクターやステージを作る仕事を担います。ユーザーが愛着を持ちやすいキャラクターデザインを考案したり、快適な操作性を実現するアニメーションを設定したり、ゲームの世界観を創造する背景グラフィックを制作したりします。PS4、Nintendo Switchなどの有名ゲームに携わるチャンスもあれば、スマートフォンのゲームアプリ制作に携わる道もあります。

近年は、Unityなどの無料で使えるゲーム制作ソフトが普及しており、自分でゲームを制作する方も増えています。デジタルハリウッド大学の学生にも、在学中にゲーム制作に取り組む方が多くいます。下記は、卒業生による作品の一例です。

『雙刀 – DoubleKatana -』作者:周 洪波、趙 延祐(卒業生)

こちらはUnityとSpineというソフトを使って作られた2Dアクションゲームです。CG制作ソフトだけでなく、これらのソフトの操作も合わせて学ぶことで、作品の表現の幅が広がります。

映画/アニメ

映画とアニメは、CGと切っても切り離せない存在です。これまでに数々のCG作品が生み出され、人々の心を魅了しています。

有名なCG作品の1つとして、2009年公開のハリウッド映画『アバター』があります。3D映像を生かした演出で当時の世界興行収入歴代1位に輝きました。『アバター』に関わった日本人クリエイターとしては、村本浩昭氏や多田学氏の活躍が知られています。村本氏は『ロード・オブ・ザ・リング』『キング・コング』の制作も手掛けるトップクリエイター。多田氏は本学デジタルハリウッドの専門スクールの卒業生です。他にも『ファインディング・ニモ』などで知られるPixar Animation Studiosの原島朋幸氏など、デジタルハリウッド卒業生の多くがCGクリエイターとして活躍しています。

世界中から注目を集める映画作品に関わるチャンスもある、CGクリエイター。映画業界に関心のある方は、まずは国内外にどんなCGプロダクションがあり何の作品を制作しているのか、調べるところから始めてみてはいかがでしょうか。

広告

テレビCM、雑誌広告、Webサイトなど、世の中は様々な広告であふれています。広告制作に使う映像や写真を全て撮影して用意するには、非常にコストがかかります。そこで、映像や画像の一部、もしくはその全てにCGを活用することが多くあります。

たとえば車のCMでは、背景のみを撮影し、背景にマッチする車をCGで撮影するということがあります。車とロケ地の手配にかかるコストを削減するだけでなく、他の商品にはないインパクトのある映像を制作できることは、CG活用の大きなメリットです。

広告では、商品を魅力的に見せたり、見る人をあっと驚かせたりするために、見たことないような画像や映像を作ることが重要です。その上でCG技術は必要不可欠となりつつあり、今後も様々な広告においてCGクリエイターが活躍していくでしょう。

科学

特殊な分野としては、科学が挙げられます。CGと言えばエンターテインメント作品で活用されるイメージがありますが、そのエンターテインメントと科学分野の融合が進んでいます。

英国の映像スタジオ映画Double Negativeでは、映画『インターステラー』のブラックホールなどの描写をするために、スタッフに物理学者がいると言われています。サイエンスの知見とCGの技術が融合し、誰も見たことがない全く新しい作品が生み出されているのです。

CG技術を医療や医学に活かす「サイエンスCG」の分野を確立すべく奮闘されている、デジタルハリウッド専門スクールの卒業生の瀬尾拡史さんという方がいます。東京大学医学部在学中にデジタルハリウッドに入学し、CG制作を習得されました。2009年8月には裁判員裁判第1号で証拠として使用された3DCG画像など数々の作品を制作し、サイエンスCGのパイオニアとして活躍されています。

参考:『デジタルハリウッド卒業生の瀬尾さんにお話を伺いました!』

これからも、あらゆる研究分野での課題解決にCG技術が活用されていくでしょう。一見CGクリエイターとは接点の無さそうな領域においても、CG技術をどのように活用できるか考えることで、将来の可能性を広げることができるかもしれません。

VR/AR

これからますます伸びていく産業分野として、VR/ARがあります。

VR(Virtual Reality:バーチャルリアリティ)とは、コンピュータ上で現実に似せた仮想世界を作り出し、まるでそこにいるかの様な感覚を体験できる技術のことです。VRゴーグルを装着し、360度のゲーム世界を体感したことがある方も多いのではないでしょうか。VRで起こりうる未来を描いた映画『レディ・プレイヤー1』も2018年のヒット作品となりました。

AR(Augmented Reality:オーグメンテッドリアリティ)は「拡張現実」と呼ばれており、「もう一つの仮想世界」をつくるVRに対して、ARは現実世界にCGで作った仮想現実を現実世界に反映していくものです。有名な事例としては、スマートフォンアプリ『Pokémon GO(ポケモンGO)』があります。

VR/ARは、今後ますます需要が増えると予想される分野です。しかしそのコンテンツ開発には、これまでのCG技術だけではない新たな知見が必要とされます。まだほとんどのクリエイターにとって未知である領域を切り拓くパイオニアとして、活躍できるフィールドが広がっています。

4. CGクリエイターの将来性

これまで見てきたように、CGクリエイターが活躍できる産業分野は多岐に渡ります。紹介した5つの分野だけでなく、建設やメーカーなどのビジュアル作りが必要とされる現場でも、CG技術は大いに活用されています。

映画やアニメの現場では常に人材が不足していますし、その他の業界においても、ほぼ全ての業界で必要とされると言っても過言ではありません。各業界の発展とともに、CGクリエイターの需要はこれからますます広がりを見せるでしょう。

CG技術の習得は決して簡単ではありませんが、その活用場面は無限に広がります。これからの時代を生き抜くための武器として、ぜひCGを学んでみてはいかがでしょうか。

5. CGクリエイターになるには?おすすめの勉強方法も解説

CGクリエイターになるために、特別な資格は必要ありません。CG制作スキルを身につけて就職するか、フリーランスとして独立することで、CGクリエイターとしてのキャリアが始まります。

スキルを身につける上では、必ずしも専門学校や大学に通う必要もなく、独学で習得することも可能です。目指し方は人それぞれですが、より効果的にCG制作を学ぶための勉強方法をここでは紹介いたします。

大学に通い、CGデザインを勉強すること

大学に通い、4年間かけてCG制作をじっくり学んでいくことは、CGクリエイターを目指す上で効果的な方法です。専門学校とは異なり、大学ではスキルだけでなく幅広い教養を身につけることができるからです。

映画やアニメ、ゲームなど、CGを活用した創作物は、歴史、宗教、法律などの知識を背景とすることも多いため、その創造の源泉として教養が不可欠です。好奇心を喚起し、知的創造に活かせる知識を幅広く学んでいくことで、クリエイターとしての表現力や独自性を磨いていくことができるでしょう。

一見すると遠回りにも思える、4年間をかけた大学生活。けれどもクリエイターとしての人生を長い目で見れば、幅広い教養を身につけていく過程こそが貴重な財産になることは想像に難くありません。

独学で学びながら、制作現場で働いて力をつける

大学に通えない場合でも、独学でCGクリエイターを目指すという道もあります。自分で教材を探してCG制作の基礎を身につけた後、制作現場に参画しながら実務を通じて力をつけていく方法です。

CG制作に関する書籍やオンライン講座も豊富に存在しているので、これらの教材をうまく組み合わせながら独学でスキルを習得することは不可能ではありません。また多くのCG作品を見ながら、どのように作られているのか研究していくことも制作の糧になるでしょう。

しかしそれだけでは、現場で求められる最低限のスキルを身につけることさえ簡単ではありません。そこで、初心者でも参画できるアルバイトやインターンを探し、現場で直接指導を受けることをおすすめします。アシスタントとしてプロのスキルを間近に見ていくことで、吸収できることが多くあるはずです。

6. CGクリエイターの年収や給与はどれくらい?

会社員の平均的な年収

国内の映画やCMを作る大手CG映像制作会社の平均給与は、300〜500万円程度と言われています。初任給は20万円前後で、その後はスキルや経験などによる昇給が見込まれる企業が多いようです。2019年度に出た日本の平均年収が432万円であるため、全体から見ても平均的な給与と言えるでしょう。

会社員ではなくフリーランスとして独立する場合には、この限りではありません。働けば働くほど自分の報酬になるので、努力次第で給与が大きく変わります。

トッププレイヤーの想定年収

フリーランスとして多くの案件に対応することができれば、年収1000万円は現実的な目標となります。さらにトッププレイヤーとなればそれ以上の年収が想定されますし、海外に行くという選択肢もあるため、スキル次第で可能性は大きく広がるでしょう。

ただしCGは制作行程が多く、複数の役割をまたいで対応しなければならない場面もあり、負担も相当大きい仕事です。収入だけを目的にするのではなく、自分にとってのやりがいとは何かを考えながら、CGクリエイターとしての仕事に向き合っていけるとよいと思います。

デジタルハリウッド大学の学びの特色

ゲーム、アニメ、映画に欠かせない、高度な3DCG技術、VFX技術を身につける

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