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ストイックに、アニメに向き合う。憧れを自信に変える大学生活。

フィアーズ ビルキスさん

2021年度入学
市立札幌平岸高等学校出身

ーーどんな子どもでしたか?

絵をずっと描いていました。3歳くらいの頃、クレヨンでぐちゃぐちゃに描いていて、壁に塗ってしまって親に怒られたのが最初の記憶です。形というよりは色が好きで、2色のクレヨンを一緒に持って色を混ぜてみたり。姉も絵を描く人だったので、憧れもあったのかな。

ーー高校は美術系のコースだったんですね。

高校進学のタイミングで帯広から札幌に引っ越すことが決まっていて、いろいろ調べた結果デザインアートコースのある高校を選びました。

ーー高校時代、一番思い出に残っていることは?

高2の時に行ったファッションショーですね。近隣の大学と連携して開催する恒例行事で、衣装づくりからモデルまで自分たちで行うもので、大学からはステージの提供や照明・音響・演出指導をいただきました。高3の目玉は学園祭だったのですが、コロナで残念ながら実現しませんでした。

ーーアニメとの出会いについても語ってください。

ニンテンドーDSの「うごメモ(うごくメモ帳)」がきっかけです。音に合わせて絵を描くこと、ネット上で作品を共有して自分から発信することの楽しさを知りました。

「わたしもこんなアニメを作りたい!」と決意を固めさせてくれた作品が「Steven Universe」(2013-2020)。テーマは「自分を愛すること」で、ストーリーがとにかくいいんです。ぱっと見ファンタジーなんですけどリアルというか、これは自分のための物語なんだと感じさせてくれるものがあるんです。

授業も2年次までにアニメ系の演習は取れるだけ取りました。特に良かったのは「作画演習」。講師の福井先生が現役アニメーターっていうだけで毎週わくわくするし、実際のアニメ制作の現場の話を交えて教えてくれるのに毎回感激しています。

ーーアニメへのストイックで熱い想いを感じます。

アニメって、わかっていないと説明できないことがたくさんあるんです。例えば服がなびく様子ひとつとっても、ただ動かすだけではダメで、物理学的な要素も踏まえてアニメーションをつけないといけない。「作画演習」では1コマ1コマ紙に描いて練習するので、動きがつくられていく過程を実感できたのもよかったです。

でも授業だけでは物足りなくなってきて、やる気のある友達といっしょにAniWay(エニウェイ)というアニメ制作サークルを立ち上げました。私自身がアニメに支えられてきたので、同じような気持ちをもったメンバーを増やしたいと思って。2022年11月のDHU学園祭のアニメーション制作を皮切りに活動をスタートして、メンバーも20名を超える規模になりました。

ーー残り2年の大学生活、どのように過ごしますか?

まだ「これ!」といえる作品がないので、自信が持てていない部分もあるんです。なのでまずはいっぱいアニメを作って、自分の個性を世に届けられるようになるのが目標です。

わたし、動物が好きなんです。アニメを観ていてよく思うのが、人間の描写は細かく表現されているのに、動物の動きは単純化されることって多いんですよね。だから、アニメを通じて動物をかっこいいと思ってもらいたい、動物を好きになってもらいたいという気持ちもあって。

ーー動物専門のアニメーターですね!

人物はみんな描くし、メカデザイナーもいるのに、動物を専門にしたアニメーターや作画監督はそんなにいないんじゃないかな。

ーー最後に、いま一番行きたいところは?

イタリアです。もともとヨーロッパに憧れがあって。「すべての道はローマに通ず」じゃないですけど、芸術の国でもあるし、見たい景色がたくさんあるなあって。あとピザが大好きなんで(笑)。

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