人生を楽しみたい。夢と価値観に気づけたDHUの学生生活。

――どうして日本に留学したのですか？

自分のやりたいことに集中したかったからです。ポルトガルにいると、友達からいろいろ言われるんですよね。自分のやりたいことに「そんなの無理だ」とか。

一方で、子どもの頃から『ドラえもん』や『NARUTO』などの日本のアニメが大好きでした。日本文化に親しみがあったのも大きなきっかけになっています。

日本は私にとって本当にふさわしい場所なのかを確認するため、2018年に旅行で日本を訪れました。そこで感じたのが「人との距離感」。私にとってそれはちょうど良かった。ここでならやりたいことに突き進める！と思って日本への留学を決めました。

――なるほど。日本に来て、ゲームを作りたいと考えていたんですね。

そうです。誰かを感動させられるようなゲームをつくりたいと思っていました。

キッカケは、2011年に出会った『スライ・クーパー コレクション』というゲーム。10年以上前に発売されたもので、今でも遊んでいるのですが、当時としては完成度の高いグラフィックとスピード感のあるアクション、独自の世界観に本当に感動したんです。

でも最近、考え方が少し変わりました。それが『UNDERTALE』というゲームで、グラフィックはスーパーファミコンみたいなドット絵なんです。でも、ストーリーが本当に泣けるし、BGMのインパクトもすごい。『UNDERTALE』をプレイしたことで、グラフィックやアクション、ストーリーなど、いろいろな要素を上手く組み合わせて良質な作品をつくることが大事なんだなと感じました。

――クリエイターを目指せる学校がいくつもある中で、なぜDHUを選んだのですか？

最先端のゲーム開発を学べることはもちろん、オープンキャンパスに行ってみて、学生の雰囲気が自分に合っているなと思ったことが大きいですね。杉山学長の放つエネルギーにも惹かれるものがありました。

入試は「総合選抜型」を選択しました。書類審査と基礎学力テスト、面接が受験科目でしたが、面接が一番難しかったです。志望理由やプログラミング経験、私が個人でやっているYouTubeチャンネルのことなどを聞かれたと思うのですが……もうあまり記憶がないです(笑)。

――実際に入学して、DHUでの学生生活はいかがですか？

人生について振り返る機会がたくさんあって。諦めて忘れていた夢を思い出して、もう一度挑戦してみたいと思うようになりました。

——夢？

ゲームを作りたいと思うようになるまで、マシュー・マーサーのような声優か、俳優になりたいと思っていたんです。でも、いつしか「自分には無理だ」と諦めてしまっていて。

その夢を思い出した大きなきっかけは、在学生代表として参加した海外の留学生向けのイベント。受験生に大学のことを一生懸命紹介をしようと話しているうちに、舞台でパフォーマンスをしているような気持ちになって。人前に出る面白さを久しぶりに感じたことで、声優・俳優になりたいという夢を思い出したんです。

――素敵な話ですね！

ありがとうございます！

声優・俳優を目指していたのは、私が何より「人生を楽しむこと」を大切にしていた。DHUで過ごす中で、自分の中の価値観にも気づくことができました。

いろいろな仕事のトップクラスの方がどんな生活をしているのかも調べてみたのですが、やっぱり声優や俳優が一番面白そうでした。ゲーム制作がしたい気持ちも変わらないのですが、夢に再挑戦したい気持ちも強くなっていて、今はこれからの進路を改めて考えている最中です。

いろいろなものを創造しながら、時に遊びながら、楽しんで生きる。そんな人生にできたら最高ですね。

――最後に、受験生へのメッセージをお願いします！

DHUは「本当にやりたいこと」を探すために自由にチャレンジできる大学だと思います。大学の授業やさまざまな活動を通して、これまでの人生を振り返り、将来についてよく考えるようになりました。

私も今は声優や俳優になってみたいけど、また夢が変わるかもしれない。DHUならそれでも全然問題ないんです。やってみたいことがたくさんある方にはおすすめです。

人生は可能性に満ちているからこそ、大切なのは夢を胸に抱いて前進すること。挑戦する勇気とオープンマインドがあれば、夢は必ず実現すると私は信じています。

「Entertainment. It’s Everything!」。みなさんも叶えたい夢があるなら、今いる場所から一歩進んでみてください。一緒に夢を叶えていきましょう！